むち打ち症になってしまい、治療のために接骨院や整骨院に通う際に、治療家の先生に自分の身体の状態を正しく伝えるのは非常に大切な事です。
しかし、たいていの方は、交通事故に遭う事自体が初めての事で、気も動転していたり、緊張感や不安、あるいは気後れしたり、遠慮してしまっていて、思っていることを十分に伝えきれないことがあります。
そうなると、正確な治療への妨げになることがあります。
患者さんの方からも、積極的に質問しよう
こうしたことを防ぐために、治療家も心掛ける事は、当然、必要な事ですが、患者さんの方からも、自分の怪我の状態、治癒までの期間、痛みはいつまで続くのか、仕事を休まねばならないのか、等、聞きたいことを積極的に質問して下さい。
言いにくかったり、聞くのが恥ずかしい、などと考えて遠慮してしまう必要など全くありません。
当院では、患者さんの心のケアに対しても、責任を持ちますので。
ろくに触りもせずに、湿布と痛み止めの薬だけを処方
以前、私が交通事故に遭って病院に行った際、ろくに触りもせずに、湿布と痛み止めの薬だけを処方されただけで終わった事がありました。
こういう事では、直接治療に対しての不安や疑問を質問できるはずもありません。
まず怪我の状況もわからなければ不安も大きくなると思います。
更に、傷痕や後遺症が残ったりしないのか、生活や仕事に影響はないのか、など、心配事が次々に出てくることでしょう。
治療者側と患者側のコミュニケーションはとても大切
こうした患者さんの不安を解消し、リラックスして施術が受けられるような体制作りに努めている院に通ってください。
治療者側と患者側のコミュニケーションはとても大切で、不安や悩みを治療者側が理解することで、より効果的な施術ができるものと感じています。
正確な治療のためには、現状を正しく把握することが欠かせません。
しかし、「まだ痛いといったら先生に申し訳ない」「首だけでなく、腰や足も痛いけど、これは交通事故以外が原因かもしれないから言わないでおこう」「次の患者さんも待ってるし、質問したいけど、止めておこう」などという、優しい心遣いで、本心を隠してしまう方も多くいらっしゃいますが、これでは治療家が適切な治療を施す妨げになりかねませんので、遠慮せずに「痛い」所があったら素直に伝えるべきだと思います。
痛みや辛さは、身体の状態を伝える大切な情報なので、我慢の必要はありません。正しい情報に基づいて、より早い回復に努めましょう。