自由診療を使って、最高の手当てを受けよう

交通事故

これまでのブログで、むち打ち症に対する一般の病院等と、接骨院・整骨院との治療内容の違いや、むち打ち症の治療には接骨院・整骨院が適していること、その治療の特徴を述べてきましたが、ここでは、「具体的にどのような治療を受ける事が患者さんにとって最善な選択であるのか」について説明していきたいと思います。

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どのような保険を使うのか

まず、治療を受ける際に、どのような保険を使うのか、あるいは使わないのか、について考えてみましょう。交通事故に遭って傷害を負い、医療機関で治療を受けた場合、治療費の支払いは、自由診療での支払いと保険診療による支払いとに分かれます。事故に加害者がいて、加害者側の自賠責保険あるいは任意保険での治療を受ける場合は、自由診療での治療を受ける事が可能です。また、仕事中での事故であれば労災保険を使用する事が出来ます。自損事故であっても、自分で任意保険に加入していれば、自損事故保険、人身傷害保険が使えます。

次に、健康保険で施術を受ける事が出来る範囲について述べたいと思います。我が国には国民皆保険制度があり、日本国国民の誰もが何らかの保険に加入しているはずです。政令で定める保険料を支払うことによって、病気やケガをした際には、医療機関で受診した場合は医療給付が受けられます。患者さんが医療機関に支払う額は、実際にかかった医療費の20~30%程度の負担で済むことになります。
しかし、この保険診療を受けるには、検査や治療内容に関して細かい規定があり、その範囲の中で行うものでなければ、保険を適応させることが出来ません。

特殊な技術を提供する事が出来ません

接骨院や整骨院で、むち打ち症の治療で、健康保険が適用される場合だと、物理療法、運動療法、手技療法があります。
とはいうものの、健康保険適応内での治療では行える治療法や時間が限られてしまい、柔道整復師の持っている特殊な技術を提供する事が出来ません。

ということは、健康保険を使った治療では、手技による矯正やマッサージを長めに施す事なども出来ません。更に、病院等に対して、接骨院・整骨院での施術でむち打ち症が良くなる確率が高いのは、体全体を診た治療を行っている事が挙げられますが、保険診療ではこうした施術を行うことができません。
例えば、患者さんが首の痛みのみで来院していて、しばらくしてから腰の痛みを訴えた場合、保険診療ではその患部以外の部位を治療する事が出来ません。長年の経験からいって、むち打ち症のような捻挫型のケガは、必ずしも痛みを感じる部位にだけ原因があるとは限りません。背中や足の部位に治療の範囲を広げればもっと良くなることがわかっていても、健康保険による治療ではそれができないのです。

選択するのは、患者である、あなた自身です

自由診療を選択した場合、患者さんが支払う治療費は、保険治療よりも高額になります。しかし、保険診療なのか、自由診療なのかを選択するのは、患者である、あなた自身なのです。ですから、加害者がいて、相手側の自賠責保険や任意保険で治療を行う場合は、迷わず自由診療を選択されることをお勧めします。大切なのは、最適な治療を選択して早期回復することであって、多少の料金ではありません。

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