このブログは、不幸にして「むち打ち症」になってしまった方を対象として、その方に一日でも早く良くなっていただきたい、という思いで作られています。
そして、私のような「むち打ち症治療のプロ」が、私の持つ技術、知識、経験を基にして、患者さんと一緒になって、回復に向けて努力していくための多くのアドバイスを盛り込んで、伝えています。
しかしながら、「むち打ち症」を治すためには、本人による「絶対に治す」という強い思いが最も大切だと思います。
薬物投与などしなくても、大丈夫です
人間の身体には、本来持って生まれた自然治癒力というものが備わっており、これは、手術をしたり、薬物投与などしなくても、病気やケガを治す機能の事です。
この持って生まれた自然治癒力は心にも体にも作用します。
「病は気から」ということわざがありますが、「病気」という言葉は「気」が「病」んでいる訳だから、「病」を「元」に戻せば「元気」になるわけですよね。
もちろん全ての病気やケガが「気」持ちだけで良くなる訳ではないと思いますが、「むち打ち症」のような、ある意味、とらえどころのないケガの場合には、この「早く良くなる」という気持ちを持つことが重要です。
「治そう」という気持ちが大切
整骨院へは毎日のように通っているのですが、通院そのものにだけ、気持ちを集中させていて「治そう」という気持ちの薄い方もいます。
その理由として「治療費も加害者が払ってくれるし、しっかり治してもらえばいいや」くらいに考えているものと思われます。
こうした「治してもらおう」という他力本願的な考え方はよくありません。
もちろん治療そのものは整骨院等の先生にやっていただいてるわけですが、気持ちの持ち方として、こうした考え方は「誰かが治してくれるだろう」「いつかは治るだろう」といった他人任せの考え方に陥りがちで、回復を早める気持ちを疎外してしまいます。
これに反して、「一日でも早く治りたい」「早く治して、いつまでに何ができるようになりたい」といった具体的な目標を定めて治療している方とでは、回復していく速度が明らかに違ってくる事があります。
これは患者さんの心構えが自然治癒力を高めているからに他ありません。
まずは、「早く良くなりたい!」という気持ちを持って、治療を始めてください。
きっと回復も早くなりますよ。