2009年に放送された『仮面ライダーディケイド』は、平成仮面ライダーシリーズの10周年記念作品として、多くのライダーが登場するクロスオーバー作品です。
主人公・門矢士を演じた井上正大をはじめ、歴代ライダーのキャストが集結し、まさに「豪華キャスト」と呼ぶにふさわしいラインナップが話題となりました。
本記事では、『仮面ライダーディケイド』に出演した俳優陣をまとめ、彼らのプロフィールや過去の出演作品についても紹介していきます。
- 『仮面ライダーディケイド』の主要キャストとその役柄
- 歴代仮面ライダー俳優の特別出演とその影響
- 出演俳優たちの現在の活動やその後のキャリア
画像は公式サイトより引用。
門矢士役・井上正大とは?プロフィールと代表作
『仮面ライダーディケイド』の主人公・門矢士を演じたのは井上正大(いのうえ まさひろ)です。
彼は本作をきっかけに一躍有名になり、その後もさまざまなドラマや舞台で活躍しています。
ここでは、井上正大のプロフィールや『仮面ライダーディケイド』以外の代表作について紹介します。
井上正大のプロフィール
井上正大は1989年3月20日生まれ、神奈川県出身の俳優です。
高校時代はサッカー部に所属し、体育会系の一面を持つ彼ですが、俳優の道を志し、芸能活動をスタートさせました。
2009年、『仮面ライダーディケイド』でドラマ初主演を果たし、一躍注目を集めます。
仮面ライダー以外の出演作品
井上正大は『仮面ライダーディケイド』終了後も、数多くの作品に出演しています。
- ドラマ『GTO(2012年版)』 – 藤吉晃二 役
- 舞台『里見八犬伝』 – 犬坂毛野 役
- 映画『BLOOD-C The Last Dark』 – 主演・七原文人 役(声の出演)
また、『仮面ライダーディケイド』終了後も、さまざまな仮面ライダー作品にゲスト出演しています。
特に、2018年の『仮面ライダージオウ』では門矢士役として再登場し、ファンを喜ばせました。
近年の活動について
近年の井上正大は、俳優業に加え、プロデューサーや演出家としての活動も行っています。
2021年には、自身がプロデュースする舞台『ROAD59 -新時代任侠特区-』に出演し、話題を呼びました。
また、YouTubeチャンネルを開設し、仮面ライダーファンとの交流を深めています。
今後も俳優業だけでなく、多方面での活躍が期待される人物です。
『仮面ライダーディケイド』の主要キャスト一覧
『仮面ライダーディケイド』は、平成仮面ライダーシリーズの10周年記念作品として、多くのライダーが登場する豪華な作品です。
本作のレギュラーキャストには、仮面ライダーシリーズの世界を彩る魅力的な俳優たちが揃っています。
ここでは、主要キャストのプロフィールや役柄について詳しく紹介します。
光夏海役・森カンナ(現・森矢カンナ)
光夏海は、本作のヒロインであり、門矢士(井上正大)の旅に同行する女性です。
演じるのは森カンナ(現在の芸名は森矢カンナ)で、本作で女優としての知名度を高めました。
その後、ドラマ『ショムニ2013』や『人は見た目が100パーセント』などに出演し、幅広いジャンルで活躍しています。
小野寺ユウスケ役・村井良大
小野寺ユウスケは、『仮面ライダークウガ』の世界の主人公として登場する青年で、門矢士とともに旅をする仲間の一人です。
演じる村井良大は、舞台俳優としても活躍し、『ミュージカル・テニスの王子様』や『薄桜鬼』などに出演しています。
海東大樹役・戸谷公人
海東大樹は、仮面ライダーディエンドに変身するトレジャーハンターで、門矢士とはライバル的な立ち位置のキャラクターです。
演じる戸谷公人は、仮面ライダーシリーズ以外にも『動物戦隊ジュウオウジャー』などに出演し、特撮作品との関わりが深い俳優です。
光栄次郎役・石橋蓮司
光夏海の祖父であり、フォトスタジオ「Hikari Studio」の店主を務める光栄次郎を演じるのは、ベテラン俳優石橋蓮司です。
彼は数多くの映画やドラマに出演し、独特の存在感を放つ名バイプレイヤーとして知られています。
鳴滝役・奥田達士
門矢士を執拗に追い、「おのれディケイド!」というセリフが印象的な謎の男・鳴滝を演じるのは奥田達士です。
彼の正体は最後まで明かされないままでしたが、その謎めいたキャラクターはファンの間で大きな話題となりました。
アポロガイスト役・川原和久
『仮面ライダーX』に登場したアポロガイストが本作に登場し、敵キャラクターとして強い存在感を放ちました。
演じるのはドラマ『相棒』シリーズでおなじみの川原和久です。
悪役ながらもカリスマ性を持ち、多くの視聴者に強い印象を残しました。
ワタル役・深澤嵐
ワタルは『仮面ライダーキバ』の世界の住人で、門矢士たちと関わる少年です。
演じる深澤嵐は、子役として活躍し、さまざまな映画やドラマに出演していました。
アスム役・小清水一揮
アスムは『仮面ライダー響鬼』の世界で登場するキャラクターで、鬼になることを志す若者です。
演じる小清水一揮は、特撮ファンの間で親しまれている俳優の一人です。
歴代仮面ライダー俳優の特別出演
『仮面ライダーディケイド』の大きな魅力のひとつが、歴代仮面ライダー俳優の特別出演です。
平成ライダーのキャストはもちろん、昭和ライダーのレジェンド俳優たちも登場し、ファンにとっては夢の共演となりました。
ここでは、特別出演した歴代仮面ライダー俳優を紹介します。
紅渡役・瀬戸康史(『仮面ライダーキバ』)
『仮面ライダーキバ』の主人公・紅渡が、『仮面ライダーディケイド』の第1話に登場しました。
演じるのは瀬戸康史で、彼の出演は当時のファンを歓喜させました。
瀬戸康史はその後、ドラマや映画で活躍し、現在では実力派俳優としての地位を確立しています。
ナオミ役・秋山莉奈(『仮面ライダー電王』)
『仮面ライダー電王』でデンライナーの給仕係・ナオミを演じた秋山莉奈も、『仮面ライダーディケイド』に出演しました。
明るく元気なキャラクターはそのままで、電王の世界観を見事に再現していました。
コハナ役・松元環季(『仮面ライダー電王』)
電王の世界からは、コハナ役の松元環季も登場しました。
子供ながらも堂々とした演技で、ファンからの人気も高いキャラクターです。
オーナー役・石丸謙二郎(『仮面ライダー電王』)
『仮面ライダー電王』の名物キャラであるオーナー(石丸謙二郎)も登場し、デンライナーでのシーンを盛り上げました。
「特異点」などの設定を含め、電王の世界観がしっかりと表現されていました。
ヒビキ役・デビット伊東(『仮面ライダー響鬼』)
『仮面ライダー響鬼』の主人公・ヒビキを演じたデビット伊東も特別出演しました。
響鬼の世界が描かれる回では、他の鬼たちも登場し、ファンにとっては見応えのあるエピソードとなりました。
紅音也役・武田航平(『仮面ライダーキバ』)
『仮面ライダーキバ』で紅渡の父・紅音也を演じた武田航平も登場しました。
彼は後に『仮面ライダービルド』で仮面ライダーグリス役を演じるなど、仮面ライダーシリーズとの関わりが深い俳優の一人です。
剣崎一真役・椿隆之(『仮面ライダー剣』)
『仮面ライダー剣』の主人公・剣崎一真を演じた椿隆之も登場し、ブレイドの世界が描かれました。
ブレイドファンにとっては、彼の出演は感慨深いものとなりました。
南光太郎役・倉田てつを(『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK RX』)
昭和ライダーからは、『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK RX』の主人公・南光太郎が登場しました。
演じるのは倉田てつをで、当時の姿のまま現れた彼に、多くのファンが歓喜しました。
アマゾン役・エンリケ(『仮面ライダーアマゾン』)
昭和ライダーの一人である仮面ライダーアマゾンも登場し、ワイルドな戦いを繰り広げました。
演じるのはエンリケで、アマゾン独特の野生的な雰囲気を見事に再現しました。
このように、『仮面ライダーディケイド』には歴代の仮面ライダー俳優たちが続々と登場し、夢の共演を果たしました。
それぞれの世界観を大切にしながら、過去作品へのリスペクトが感じられる演出も多く、ファンにとっては感動的な作品となりました。
ディケイドオリジナルキャラを演じた俳優たち
『仮面ライダーディケイド』には、過去の仮面ライダーシリーズのキャラクターだけでなく、本作オリジナルのキャラクターも登場します。
これらのキャラクターは物語の進行に欠かせない存在であり、個性的な俳優陣が演じています。
ここでは、ディケイドオリジナルキャラを演じた俳優たちを紹介します。
キバーラ役・沢城みゆき(声の出演)
キバーラは、キバットバットIII世に似た姿をした小さなコウモリ型の存在で、光夏海とともに旅をするキャラクターです。
声を担当するのは、人気声優の沢城みゆきです。
彼女は『ルパン三世』の峰不二子役や、『鬼滅の刃』の堕姫役など、多くの作品で活躍しています。
ディケイドライバー音声・マーク・大喜多
門矢士が変身する際に使用するベルト「ディケイドライバー」の音声を担当したのはマーク・大喜多です。
彼は『仮面ライダーディエンド』のディエンドライバーや、『仮面ライダージオウ』のネオディケイドライバーの音声も担当しており、特撮ファンにはおなじみの存在です。
ナレーション・鈴木英一郎
『仮面ライダーディケイド』のオープニングナレーションや各話の解説を担当したのは鈴木英一郎です。
彼の重厚な声が作品に迫力を与え、物語の世界観を際立たせています。
これらのオリジナルキャラクターたちは、『仮面ライダーディケイド』の世界をより魅力的にし、過去作品のキャラクターとともに物語を盛り上げました。
映画『オールライダー対大ショッカー』の豪華キャスト
『仮面ライダーディケイド』の劇場版として公開された『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』は、歴代仮面ライダーが集結する壮大なスケールの作品です。
本作には、テレビシリーズのキャストに加え、特撮ファンにとっておなじみの豪華な俳優陣が出演しました。
ここでは、映画版に登場したキャストを紹介します。
昭和ライダーのレジェンド俳優
本作では、昭和仮面ライダーのオリジナルキャストも出演し、ファンにとって感動の共演となりました。
- 南光太郎 / 仮面ライダーBLACK・BLACK RX 役 – 倉田てつを
- 本郷猛 / 仮面ライダー1号 役 – 村井國夫(声の出演)
- 一文字隼人 / 仮面ライダー2号 役 – 佐々木剛(映像出演)
特に倉田てつをの南光太郎役としての再登場は、大きな話題となりました。
ゲスト出演した豪華俳優陣
映画オリジナルキャラクターとして、多くの実力派俳優が出演しました。
- 月影ノブヒコ / 仮面ライダーX(大ショッカー幹部)役 – 竹中直人
- 大ショッカー首領役 – 森次晃嗣(『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役でも有名)
- 大杉忠太役 – 小野寺昭(『太陽にほえろ!』の殿下役などで知られる)
特に竹中直人の怪演は、映画の緊張感を高め、大ショッカー幹部としての圧倒的な存在感を示しました。
また、歴代ライダーが集結したバトルシーンでは、多くのスーツアクターが参加し、まさに「オールライダー」の名にふさわしい豪華なアクションが繰り広げられました。
テレビシリーズとはまた違った迫力を持つ劇場版は、仮面ライダーファン必見の作品です。
『仮面ライダーディケイド』出演俳優のその後
『仮面ライダーディケイド』の放送から15年以上が経ち、出演俳優たちはそれぞれの道を歩んでいます。
現在も第一線で活躍する俳優がいる一方で、引退や活動休止したキャストもいます。
ここでは、主要キャストのその後の活動について紹介します。
現在も活躍する俳優たち
- 井上正大(門矢士 役)
仮面ライダー関連のイベントやYouTube活動を続けながら、舞台や映画にも出演。
また、自身がプロデュースする舞台『ROAD59 -新時代任侠特区-』に出演し、プロデューサー業にも挑戦。
- 森カンナ(光夏海 役)
2017年に「森矢カンナ」へ改名し、ドラマ・映画・舞台などで活躍。
代表作には『ショムニ2013』や『人は見た目が100パーセント』などがある。
- 村井良大(小野寺ユウスケ 役)
ミュージカル・舞台を中心に活躍し、『テニスの王子様』や『薄桜鬼』などに出演。
仮面ライダー関連のイベントにも登場し、ファンとの交流を続けている。
- 戸谷公人(海東大樹 役)
『動物戦隊ジュウオウジャー』に出演し、スーパー戦隊シリーズにも進出。
その後、声優活動やYouTubeにも挑戦し、幅広いジャンルで活躍。
- 石橋蓮司(光栄次郎 役)
ベテラン俳優として現在も映画・ドラマに多数出演。
近年では『孤狼の血』『ミステリと言う勿れ』などの話題作に登場し、圧倒的な存在感を示している。
引退・活動休止したキャスト
- 奥田達士(鳴滝 役)
ドラマや映画に出演していたが、近年は俳優活動の情報が少なくなっている。
- 深澤嵐(ワタル 役)
子役として活躍していたが、現在は俳優業を離れている可能性が高い。
- 小清水一揮(アスム 役)
『仮面ライダー響鬼』のスピンオフ的な立ち位置で出演したが、その後の俳優活動の情報はほとんどない。
『仮面ライダーディケイド』のキャストたちは、それぞれの道を進みながら、新たな舞台で活躍を続けています。
今後も彼らの活動に注目していきたいですね。
まとめ|『仮面ライダーディケイド』の出演俳優たちの魅力
『仮面ライダーディケイド』は、平成仮面ライダーシリーズ10周年記念作品として制作され、歴代ライダーや豪華キャストの共演が話題となりました。
主演の井上正大をはじめ、森カンナ、村井良大、戸谷公人などの若手俳優が躍動し、ベテラン俳優の石橋蓮司や奥田達士が作品に深みを与えました。
また、昭和・平成のライダー俳優たちも多数出演し、特撮ファンにとっては夢のようなキャスティングとなりました。
本作の魅力を振り返ると、以下の3点が挙げられます。
- オリジナルキャストと新キャストの融合 … 過去作品のキャラクターを新たな俳優が演じる試みと、オリジナルキャストの再登場がバランスよく配置された。
- 映画・スピンオフでのさらなる展開 … 『オールライダー対大ショッカー』では、レジェンド俳優が登場し、シリーズの枠を超えた作品となった。
- 俳優たちのその後の活躍 … 主演キャストの多くが、現在も映画・ドラマ・舞台などで活躍し、特撮ファン以外からの支持も得ている。
放送から年月が経った今も、『仮面ライダーディケイド』は根強い人気を誇ります。
また、主演の井上正大は仮面ライダー関連のイベントやYouTubeなどで積極的に活動しており、ディケイドというキャラクターを大切にし続けています。
今後も特撮ファンの間で語り継がれるであろう『仮面ライダーディケイド』。
新たなクロスオーバー作品が生まれるたびに、その魅力が再評価されていくことでしょう。
- 『仮面ライダーディケイド』は平成仮面ライダー10周年記念作品
- 門矢士役の井上正大をはじめ、豪華なキャストが出演
- 歴代仮面ライダー俳優が特別出演し、ファン必見の内容
- 映画『オールライダー対大ショッカー』ではレジェンド俳優が集結
- 出演俳優たちは現在もドラマ・舞台・映画などで活躍中