『仮面ライダーストロンガー』は、1975年に放送された「仮面ライダー」シリーズの第5作目です。本作は、電気の力を操る仮面ライダーストロンガーが、悪の組織ブラックサタンやデルザー軍団と戦う物語です。
本記事では、『仮面ライダーストロンガー』のオープニング(OP)、エンディング(ED)、そして劇中の挿入歌について詳しく紹介します。誰が歌い、どんな魅力を持った楽曲なのかを徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
- 『仮面ライダーストロンガー』のオープニング・エンディング曲の詳細
- 劇中で使用された挿入歌の一覧とその役割
- エンディング曲「きょうもたたかうストロンガー」のバージョン変更の経緯
- 後半のエンディングテーマ「ストロンガーアクション」の魅力とストロンガーのパワーアップとの関係
- 水木一郎&堀江美都子が歌う仮面ライダー楽曲の特徴と影響
画像は公式サイトより引用。
『仮面ライダーストロンガー』のオープニングテーマ(OP)は?
『仮面ライダーストロンガー』のオープニングテーマは、「仮面ライダーストロンガーのうた」 です。
本作の象徴ともいえる楽曲であり、視聴者の記憶に深く刻まれる名曲となっています。
力強いメロディと歌詞が、ストロンガーの熱い戦いを表現しており、仮面ライダーシリーズの中でも特に人気の高い主題歌の一つです。
「仮面ライダーストロンガーのうた」基本情報
- 歌手: 水木一郎
- 作詞: 石ノ森章太郎
- 作曲: 菊池俊輔
- 編曲: 菊池俊輔
- 発売年: 1975年
オープニングテーマを歌うのは、アニソン界のレジェンド水木一郎。
彼の力強い歌声が楽曲に迫力を与え、ストロンガーの勇ましいイメージと見事にマッチしています。
作詞を担当したのは、仮面ライダーシリーズの生みの親である石ノ森章太郎。
彼自身が作品のテーマを深く理解しているため、歌詞にはストロンガーの力強さや正義の心が込められています。
水木一郎が歌う主題歌の魅力
「仮面ライダーストロンガーのうた」は、冒頭の「ストロンガー!ストロンガー!」の掛け声が特徴的な楽曲です。
この力強いフレーズは、視聴者の記憶に残りやすく、当時の子どもたちが真似をしていたほど人気がありました。
また、バックに流れるオーケストラ調のサウンドは、作曲家菊池俊輔の得意とするスタイル。
彼の楽曲は「仮面ライダーシリーズ」の中でも特に評価が高く、本作の主題歌も例外ではありません。
サビの「ゆけ ゆけ ぼくらのストロンガー!」というフレーズは、視聴者のテンションを高め、ストロンガーの活躍を期待させるような盛り上がりを見せます。
まさに、「ヒーローの登場」を感じさせる名曲といえるでしょう。
エンディングテーマ(ED)はどんな曲?
『仮面ライダーストロンガー』のエンディングテーマは、「きょうもたたかうストロンガー」 です。
オープニングテーマと同じく水木一郎が歌唱を担当し、菊池俊輔が作曲を手がけています。
この楽曲は、ストロンガーの戦いが終わらないことを示唆し、物語の余韻を深める重要な役割を果たしています。
「きょうもたたかうストロンガー」について
- 歌手: 水木一郎、堀江美都子(第3話以降) / 子門真人、堀江美都子(第1・2話)
- 作詞: 八手三郎
- 作曲・編曲: 菊池俊輔
- 使用話数: 第1話~第31話
このエンディングテーマは、シリーズ初の男女デュエットによる楽曲となりました。
このエンディングテーマは、アップテンポなオープニング曲とは対照的に、どこか哀愁を感じさせるメロディが特徴です。
歌詞には、ストロンガーが日々悪と戦い続ける姿が描かれており、視聴者に彼の孤独な戦士としての一面を印象づけます。
「どこへ行くのか ひとりゆくのか」という歌詞からは、ヒーローの宿命を背負ったストロンガーの姿が浮かび上がります。
実は、第1話と第2話では子門真人&堀江美都子によるバージョンが使用されていました。
しかし、第3話以降は水木一郎&堀江美都子による新バージョンに差し替えられています。
この変更の理由は明確には公表されていませんが、主題歌との統一感を持たせるため、または音楽の方向性を調整する意図があったと考えられます。
歌詞に込められたストロンガーの戦い
「きょうもたたかうストロンガー」の歌詞は、ストロンガーの果てしない戦いをテーマにしています。
「あしたのために きょうもたたかう」というフレーズは、彼が未来の平和のために戦い続ける決意を表現しており、ファンの心を強く打つものとなっています。
また、メロディの構成も秀逸で、ゆったりとした曲調の中に、力強いリズムが絶妙に組み込まれています。
これは、ストロンガーの「孤高の戦士でありながら、決して諦めない意志」を音楽で表現したものといえるでしょう。
エンディングの映像では、ストロンガーが夕陽の中を歩く姿が映し出されることが多く、その演出と相まってより一層感動的な雰囲気を生み出しています。
この楽曲は、単なるエンディングソングにとどまらず、ストロンガーというキャラクターの生き様を象徴する1曲として、多くのファンに愛されています。
第2期エンディングテーマ「ストロンガーアクション」とは?
『仮面ライダーストロンガー』のエンディングテーマは、第1期(第1話~第31話)では「きょうもたたかうストロンガー」が使用されていました。
しかし、第32話からエンディング曲が変更され、新たに「ストロンガーアクション」が採用されました。
この楽曲は、ストロンガーの新たな力「チャージアップ」の登場とともに番組の後半を彩る重要なエンディングテーマとなっています。
「ストロンガーアクション」基本情報
- 歌手: 水木一郎、堀江美都子
- 作詞: 石森章太郎
- 作曲・編曲: 菊池俊輔
- 使用話数: 第32話~第39話(最終回)
この曲の特徴は、オープニングテーマに負けないほどの力強いメロディと熱い歌詞にあります。
前半のエンディング「きょうもたたかうストロンガー」が哀愁漂う楽曲だったのに対し、「ストロンガーアクション」はアップテンポで、よりヒーローらしさを強調した楽曲になっています。
チャージアップと「ストロンガーアクション」の関係
『仮面ライダーストロンガー』の後半では、ストロンガーが新たなパワーアップ形態「チャージアップ」を手に入れます。
この形態は、通常時の10倍以上の戦闘力を発揮し、デルザー軍団といった強敵たちに立ち向かうための重要な力となりました。
「ストロンガーアクション」の歌詞には、「燃えろ!力の限り」や「みなぎるエネルギー」といったフレーズが含まれており、この新形態の登場を象徴するような内容になっています。
水木一郎&堀江美都子のデュエット
「ストロンガーアクション」は、主題歌と同じく水木一郎がメインボーカルを務めていますが、エンディングとしては珍しく、堀江美都子とのデュエットになっています。
これは前期エンディング「きょうもたたかうストロンガー」からの流れを引き継いだもので、シリーズ初の男女ペアによる主題歌となりました。
二人のパワフルな歌声が合わさることで、ストロンガーの力強さと仲間との絆をより一層強調する仕上がりになっています。
まとめ:「ストロンガーアクション」が持つ意味
「ストロンガーアクション」は、作品の後半におけるパワーアップと決戦に向けた盛り上がりを象徴する楽曲です。
ストロンガーが最強の力を手に入れ、最後の戦いに挑む様子を見事に表現しており、視聴者の記憶にも強く残るエンディングテーマとなりました。
最終回を飾るにふさわしい、まさに「ストロンガーのアクション」を体現した名曲といえるでしょう。
劇中で流れた挿入歌まとめ
『仮面ライダーストロンガー』では、主題歌だけでなく、劇中で使用された挿入歌も豊富に存在します。
ストロンガーの戦闘シーンや、仲間との絆を描いた楽曲など、さまざまなシーンで印象的に使用されました。
ここでは、代表的な挿入歌を一覧にし、それぞれの楽曲の特徴や魅力を紹介します。
代表的な挿入歌一覧
曲名 | 歌手 | 作詞 | 作曲 |
---|---|---|---|
「見よ!!仮面ライダーストロンガー」 | 子門真人 / 水木一郎 | 石森章太郎 | 菊池俊輔 |
「ストロンガー絵かきうた」 | 堀江美都子、コロムビアゆりかご会 | 石森章太郎 | 菊池俊輔 |
「ストロンガーかぞえうた」 | 水木一郎、堀江美都子 | 赤井圭 | 菊池俊輔 |
「胸にかがやくSマーク」 | 堀江美都子、コロムビアゆりかご会 | 赤井圭 | 菊池俊輔 |
「ぼくらの兄貴 城茂」 | 水木一郎 | 中瀬当一 | 菊池俊輔 |
「それゆけタックルちゃん」 | 堀江美都子、コロムビアゆりかご会 | 中瀬当一 | 菊池俊輔 |
「カブトローブギ」 | 水木一郎、堀江美都子 | 能見佐雄 | 菊池俊輔 |
「ワッハッハ!作るぞ恐怖の国を」 | こおろぎ’73 | 土井信 | 菊池俊輔 |
「戦え!七人ライダー」(第36話) | 水木一郎、堀江美都子 | 八手三郎 | 菊池俊輔 |
中でも「見よ!!仮面ライダーストロンガー」は、元々オープニングテーマとして作られた楽曲でした。
しかし、最終的にオープニングは「仮面ライダーストロンガーのうた」に変更され、本楽曲は挿入歌として使用されました。
子門真人のバージョンが存在し、後に水木一郎によるカバー版も制作されています。
電波人間タックルのテーマ曲とは?
『仮面ライダーストロンガー』には、ストロンガーと共に戦う女性戦士電波人間タックルが登場します。
彼女をテーマにした楽曲が、「それゆけタックルちゃん」です。
この曲は、タックルの勇敢な戦いぶりや、ストロンガーとの絆を歌ったもので、歌唱を担当したのはアニメ・特撮ソングの女王堀江美都子。
堀江の力強くも優しい歌声が、タックルのキャラクターを引き立てています。
「それゆけタックルちゃん」は、仮面ライダーシリーズの女性キャラクター専用のテーマ曲としては珍しく、特にファンの間で人気の高い楽曲の一つとなっています。
このように、『仮面ライダーストロンガー』の挿入歌は、キャラクターの個性を引き出し、物語の魅力を高める重要な要素となっています。
まとめ:『仮面ライダーストロンガー』の音楽の魅力
『仮面ライダーストロンガー』の音楽は、オープニング・エンディング・挿入歌のすべてにおいて、作品の熱い世界観を象徴する名曲が揃っています。
特に、水木一郎の力強い歌声と、菊池俊輔の印象的なメロディが、ストロンガーの勇姿をより一層際立たせています。
また、堀江美都子とのデュエットが取り入れられることで、従来の仮面ライダーシリーズにはなかった新しい魅力も加わりました。
オープニング&エンディングの魅力
- 「仮面ライダーストロンガーのうた」は、作品の象徴ともいえる力強い主題歌。
- 「きょうもたたかうストロンガー」は、シリーズ初の男女デュエット曲。
第1・2話では子門真人&堀江美都子バージョンが使用されていたが、第3話以降は水木一郎&堀江美都子に変更された。 - 「ストロンガーアクション」は、後半のパワーアップを象徴する楽曲として、クライマックスを盛り上げた。
オープニング&エンディングの魅力
- 「仮面ライダーストロンガーのうた」は、作品の象徴ともいえる力強い主題歌。
- 「きょうもたたかうストロンガー」は、シリーズ初の男女デュエット曲。
第1・2話では子門真人&堀江美都子バージョンが使用されていたが、第3話以降は水木一郎&堀江美都子に変更された。 - 「ストロンガーアクション」は、後半のパワーアップを象徴する楽曲として、クライマックスを盛り上げた。
挿入歌が物語に与えた影響
- 「見よ!!仮面ライダーストロンガー」は、元々オープニング候補だったため、戦闘シーンをさらに盛り上げた。
- 「それゆけタックルちゃん」は、シリーズ初の女性戦士・電波人間タックルの魅力を引き出した。
- 「戦え!七人ライダー」は、歴代ライダーの共闘を盛り上げる重要な1曲となった。
『仮面ライダーストロンガー』の音楽が持つ意義
本作の音楽は、単なるBGMや主題歌にとどまらず、**ストロンガーというヒーローの「生き様」**を伝える重要な要素でした。
前半は孤高の戦士としての苦悩や戦いを描き、後半は強化形態「チャージアップ」の登場と共に、楽曲もよりダイナミックなものへと変化。
これは、ストロンガー自身の成長や戦いの激化を音楽で表現したともいえます。
今なお愛され続ける名曲たち
『仮面ライダーストロンガー』の楽曲は、現在でも多くの特撮ファンに愛され続けています。
カバーやライブでの歌唱も多く、特に「仮面ライダーストロンガーのうた」や「ストロンガーアクション」は、昭和ライダーの名曲として語り継がれています。
また、近年の仮面ライダー作品でも過去の楽曲が使用されることがあり、『仮面ライダーストロンガー』の楽曲も世代を超えて親しまれています。
熱く、力強く、心に残る音楽。
それが、『仮面ライダーストロンガー』の音楽が持つ最大の魅力といえるでしょう。
- 『仮面ライダーストロンガー』の主題歌・挿入歌を徹底紹介!
- OPは「仮面ライダーストロンガーのうた」、EDは「きょうもたたかうストロンガー」と「ストロンガーアクション」
- 第1・2話では子門真人&堀江美都子バージョンのEDが使用され、第3話から水木一郎バージョンに変更
- 挿入歌には「見よ!!仮面ライダーストロンガー」や「それゆけタックルちゃん」など多数
- ストロンガーのパワーアップ「チャージアップ」と「ストロンガーアクション」の関係も解説!
- 水木一郎&堀江美都子によるデュエットの魅力と影響