むち打ち症を治すには、「治すのだ」という意識を強く持って欲しい、と以前お話しましたが、現実問題として、仕事を休んだり、抜け出して治療に通う事が難しい、という方もおいでになることと思います。
良い仕事をするためには、健康な体があってこそ
確かに、仕事をしながらの通院では、仕事に集中しにくいと思われますし、毎日の通院も大変になる事と思われます。
ということは、良い仕事をするためには、健康な体があってこそ、とも言えるでしょう。
中途半端な状態で手当てを止めてはいけません
特に回復しかけの方は、痛みが大分楽になった事を完治したと勘違いしてしまっていて、自己判断で通院を止めてしまう方がおられますが、むち打ち症のような症状は、中途半端な状態で手当てを止めてしまうと、慢性の肩こりや頭痛、眼精疲労などの後遺症として残りやすいのです。
忙しい中、時間をやりくりして通院する事は、確かに大変な事でしょう。だからといって、自己判断で通院を止めてしまうことは、決してお勧めできることではありません。
よく、通院が出来ない事への言い訳として、「忙しくて通えませんでした。」とか、「そのうち、通う時間が出来たら。」とか、言われる方がおられます。
が、「ということは、仕事が出来るくらいなんだから、別に通院しなくても良いですよね。」と保険会社の担当の方は、感じるのではないか、と思われます。
つまり、治療のための時間は「できる」ものではなく、自分で積極的に「作る」ものなのです。
仕事を優先するあまり、通院を怠ってしまい体が治らなかった場合、会社はあなたを助けてくれるでしょうか？
体が健康でありさえすれば、お金は後から稼ぐことはできますが、健康も仕事も失ってしまっては、元も子もありませんね。
目先の忙しさを優先するのではなく、あなた自身のこれからずっと健康であるための事を最優先事項として考えましょう。
補償を受けながら治療が受けられる時に、きちんと健康を回復させることを第一優先とするか、だましだましで体に無理をさせてしまい、生涯の持病にしてしまうかは、あなた自身の判断となりますが。
健康をお金で買う事は出来ません
体が健康であればお金を稼ぐ事はできますが、その健康をお金で買う事は出来ません。
そして、その健康は、他の誰のものでもなく、あなた自身のものなのです。
交通事故に遭ってむち打ち症になってしまう事は、一般的には、一生に一度あるかないか、の大きな出来事です。
そんな時こそ、自分の体を労ってあげてください。
今の自分を大切にすることが、未来の自分と家族を幸せにすることなのだから。
