『スター・ウォーズ/新たなる希望』はいつ公開?初公開日とリバイバル上映の歴史を解説!

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『スター・ウォーズ/新たなる希望』は、映画史に残る名作として今なお世界中で愛されているSF映画の金字塔です。

その初公開はいつだったのか、また、何度も行われたリバイバル上映はどのような経緯で行われたのか、気になる方も多いはずです。

今回は、『スター・ウォーズ/新たなる希望』の初公開日から特別編・リマスター版として繰り返し上映されたリバイバルの歴史までを詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

  • 『スター・ウォーズ/新たなる希望』の初公開日と日本での公開時期
  • リバイバル上映や特別編の編集・副題追加の背景
  • 家庭用メディア展開と8mm・VHSの歴史的意義

公式サイトより引用

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スター・ウォーズ新たなる希望の初公開日は1977年5月25日

『スター・ウォーズ/新たなる希望』は、1977年5月25日にアメリカで初公開されました。

この日こそが、映画界の歴史を塗り替えたSF超大作の幕開けとなった記念すべき日です。

ジョージ・ルーカスの独創的な世界観と革新的な映像表現は、瞬く間に観客を魅了し、世界中に熱狂的なファンを生み出しました。

初公開日は1977年5月25日で、当初のタイトルは『スター・ウォーズ』(Star Wars)のみでした。

“エピソード4”や“新たなる希望”という副題は、当時はまだ正式なものではありませんでした。

アメリカでは瞬く間に熱狂的なブームが巻き起こり、その年の社会現象を象徴する作品となりました。

一方、日本ではその熱気がすぐに届いていたにもかかわらず、なぜか公開は1年以上も遅れた1978年7月1日となりました。

公開前からサウンドトラック盤や映画の詳細なストーリー、登場キャラクターなどが国内メディアで広く紹介され、ファンの間ではすでに大きな期待が高まっていました。

にもかかわらず、なぜ公開が遅れたのかは今なお謎とされており、当時の映画配給事情の複雑さがうかがえます。

日本での上映は1978年6月24日に先行上映、7月1日に本公開という形で行われました。

しかもこの作品から、劇場映画のチケット価格が従来の1300円から1500円に値上げされるという、観客にも直接影響を与える動きがありました。

それでも公開当日は全国の劇場で長蛇の列ができ、日本でもその熱狂が現実となって爆発的なヒットを記録しました。

リバイバル上映は1980年から始まった

『スター・ウォーズ/新たなる希望』は、ただのヒット作にとどまらず、シリーズ化への流れを作る重要な一作となりました。

そのカギとなったのが、1980年の続編公開を前に実施されたリバイバル上映です。

この再上映は、新たな副題の追加と“サーガ構想”の発表によって、大きな意味を持つ出来事となりました

副題「新たなる希望」が公式に使用されたのは1980年以降

最初に公開されたときのタイトルは『スター・ウォーズ』のみでしたが、1980年のリバイバル上映で「エピソード4:新たなる希望(A New Hope)」という副題が加えられました。

このタイミングでジョージ・ルーカスが初めて“全9部作構想”を明言し、ファンを驚かせました。

「本作は9部作の第4話であり、もっとも受け入れられやすいこの部分から制作を始めた」と語ったのです

「3年ごとに1本」という構想と、9部作の設定

ルーカスは当時、「3年ごとに1本ずつ新作を公開する予定で、エピソード4〜6はルークの世代、1〜3はその親たちの物語、そして7〜9はルークの子どもたちの物語だ」と明言していました。

この構想により、映画が単なる一作ではなく、壮大な年代記の一部であるという認識が広まりました

ただし、後年に制作されたエピソード1〜3は設定面で矛盾が指摘される部分もあり、エピソード7〜9に至っては、完全に別方向の物語へと舵を切ることになりました

「帝国の逆襲」への期待と、日本での独自展開

1980年の『帝国の逆襲』の公開が待ちきれないファンの熱意を受けて、日本ではその前年に異例の対応がなされました。

1979年に『スター・ウォーズ 日本語版』と銘打たれた吹替版が劇場公開され、リバイバル上映として好評を博しました。

劇場で販売されたパンフレットは1978年版と同じ英語版のものが用いられており、当時の事情が垣間見えます。

このように、リバイバル上映はただの再放送ではなく、物語の位置づけや作品の意味を再定義する重要な節目となっていました。

特に1980年の上映は、“スター・ウォーズは終わらない物語”としてのスタート地点だったとも言えるのです。

1997年の特別編上映で新たな編集が加わった

1997年、公開から20周年を記念して『スター・ウォーズ/新たなる希望』は再び劇場に戻ってきました。

この時に上映されたのが「スター・ウォーズ 特別篇(Special Edition)」と呼ばれるリマスター再編集版です。

単なる再上映ではなく、最新のデジタル技術で映像・音響が大幅にアップデートされたバージョンでした。

最新のデジタル技術を用いた映像・音響のリマスター

特別編では、ILM(インダストリアル・ライト&マジック)の技術を駆使して映像が一新されました。

宇宙船のシーンや都市風景、クリーチャーなどにCGが追加され、それまで不可能だった表現が可能になっています。

また音響も5.1chサラウンドに対応し、没入感のある音響体験が劇場で味わえるようになりました

一部シーンやセリフも変更され話題に

この特別編は、映像や音響だけでなく、シーンの追加や編集の変更も話題を呼びました。

特に有名なのが「グリードが先に撃った」問題です。元々はハン・ソロが先に発砲するシーンでしたが、特別編ではグリードが先に撃つよう編集され、“ハン・ソロの人間性”に関するファンの間で大論争が巻き起こりました。

さらに、ジャバ・ザ・ハットが登場する未公開シーンがCGで復活し、旧作では見られなかった新たなドラマが加わっています

ルーカスはこの特別編について、「本来の意図に近づけた」と語っています。

しかしファンの中には、「オリジナル版こそが本物」とする声も根強く、“どのバージョンを観るか”が一種の論争になるほどでした。

こうした議論も含めて、特別編は映画史における重要なアップデートとなったのです。

スター・ウォーズ新たなる希望の公開とリバイバルの歴史まとめ

『スター・ウォーズ/新たなる希望』は、1977年のアメリカ初公開から、日本での公開、そしてその後の数十年にわたるリバイバル上映を経て、まさに“時代を超えた映画”となりました。

そのたびに新しいファンを獲得し、映画というメディアの可能性と普及の形を大きく変えてきた存在です。

ここでは、その公開とリバイバル、メディア展開の歴史を総まとめします。

1977年の衝撃的な初公開、そして1978年の日本上陸

1977年5月25日にアメリカで公開された『スター・ウォーズ』は、映画史に残る革命を起こしました。

その翌年、日本では1978年6月24日に先行上映、7月1日に本公開され、全国の劇場で長蛇の列ができるほどのブームを巻き起こしました。

この時点で既に“サントラ”や“登場キャラクター”などの情報が詳細に紹介され、熱量は公開前から最高潮に達していました。

8mmフィルム版の発売とファン文化の始まり

1978年の劇場公開からわずか数か月後、約20分の編集版として8mmフィルムが発売されました。

当時はビデオが一般に普及していない時代でありながら、自宅でスター・ウォーズの一部を繰り返し鑑賞できる貴重な手段として、多くのファンに受け入れられました。

このフィルム版の登場は、日本におけるホームシアター文化の先駆けとも言える現象でした。

家庭用ビデオ化と副題の一般化

1983年には、日本テレビ「水曜ロードショー」で地上波初放送され、それをきっかけにVHS・ベータのビデオテープが発売されました。

これにより、ついにスター・ウォーズは家庭で気軽に楽しめる映画として定着します。

この頃には、すでにタイトルに『エピソード4 新たなる希望』が明記されており、この副題が一般的に認識されるようになっていました

映画史におけるリバイバルの先駆け的存在

1980年以降の再上映では副題「エピソード4:新たなる希望」が加えられ、作品の位置づけが明確になりました。

1997年には特別編が劇場公開され、映像・音響ともに現代仕様へと進化。

その後もDVD、Blu-ray、配信と形を変えながら、リバイバル上映の文化そのものを牽引してきました。

このように『スター・ウォーズ/新たなる希望』は、単なる一本の映画ではなく、“永遠に成長する映画”として、多くの人の心をつかみ続けています。

技術が変わり、配信が主流になった今でも、劇場の大スクリーンで観たいと思わせる数少ない作品のひとつです。

これからもきっと、あらゆる世代の“はじめてのスター・ウォーズ”として、多くの人に新たな希望を届けてくれることでしょう。

この記事のまとめ

  • 『スター・ウォーズ』は1977年5月25日に米国で初公開
  • 日本では1978年に先行上映と本公開が行われた
  • 1980年のリバイバル上映で副題「新たなる希望」が公式化
  • ルーカスは9部作構想を発表しサーガ化が始動
  • 1978年には8mmフィルム版が登場し家庭鑑賞が可能に
  • 1983年のTV放送以降、VHSやベータでの普及が加速
  • 1997年には特別編が公開、映像と編集に大幅な修正
  • 以降もDVD、ブルーレイ、配信などで形を変えて継続
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