アニメ『薬屋のひとりごと』第35話(2期11話)は、壬氏と猫猫の関係が大きく動く、まさに神回と呼べる展開でした。
壬氏の命がけの“お姫様抱っこ”や、まさかの滝壺ダイブ、さらには人工呼吸と衝撃の連続に視聴者は大興奮!
本記事では、壬氏の行動に隠された真意や、猫猫との距離が一気に縮まるその瞬間、そして気になる今後の伏線について、詳しく感想とともに解説していきます。
この記事を読むとわかること
- 壬氏と猫猫の関係が急接近する神回の見どころ
- お姫様抱っこや滝壺ダイブの真相と壬氏の本心
- 馬閃・李白など脇役たちの活躍と伏線の存在
画像は公式サイトより引用。
今回の35話で最大の見どころとなったのが、壬氏による猫猫のお姫様抱っこです。
まさに命がけの行動であり、視聴者の心を大きく揺さぶるシーンとなりました。
事の発端は、狩りの最中に仕掛けられた鉄砲による襲撃でした。
猫猫の処置を受けていた壬氏のもとに、突如として飛んできた弾丸。
それが誰に向けられたものだったのか明言はされていませんが、壬氏が猫猫を守るために即座に反応し、抱きかかえてそのまま滝壺へと飛び込んだことで、彼の咄嗟の判断力と深い想いが垣間見えました。
この場面は、物理的な危機だけでなく、彼自身の立場や秘密を守るためにも非常に重要な意味を持っていたと言えます。
命がけの救出劇と滝裏の隠れ家
視聴者の度肝を抜いたこの滝壺ダイブの先には、思いがけない展開が待っていました。
なんと滝の裏側には洞窟が存在しており、そこが一時的な隠れ場所となります。
ここで意識を失った猫猫に対し、壬氏は躊躇なく人工呼吸を施すという、非常にドラマチックな展開に突入。
この行動は単なる演出ではなく、壬氏の猫猫に対する命を守りたいという真剣な想いがそのまま形になった場面です。
緊迫感の中にふたりの信頼関係と、壬氏の優しさが垣間見える非常に美しい描写でした。
危機の中でこそ人の本性が現れるというセオリー通り、壬氏の行動には視聴者からも賞賛の声が多く上がりました。
滝壺の中で意識を失った猫猫に対して、壬氏が取った行動は「人工呼吸」でした。
このシーンはあくまで救命処置であるにもかかわらず、多くの視聴者が思わず息を呑んでしまうほどのインパクトがありました。
なにより壬氏の顔が真剣で、猫猫の命を本気で守りたいという気持ちが強く伝わってきます。
普段は涼しい顔で冗談を言うこともある壬氏が、ここまで取り乱さず冷静に処置を行う姿はとても頼もしく、かっこよさすら感じました。
まさに、非常時の真価が問われる瞬間。
この出来事を通じて、彼の中で猫猫がどれほど大切な存在かが、言葉よりも雄弁に描かれていたように思います。
照れる壬氏と無防備な猫猫のギャップが尊い
猫猫が無事に意識を取り戻したあとも、緊張感はすぐにほぐれました。
というのも、水に濡れた猫猫が服を脱いで、前掛けだけの姿になっていたからです。
それを見た壬氏が、一瞬で赤面して目をそらすという反応が非常に可愛らしいものでした。
ここでの猫猫は、いつも通りの鈍感さを発揮し、特に意識する様子もなく淡々と対応。
一方で、壬氏の照れっぷりはまるで思春期の少年のようで、視聴者からも「初心で可愛い!」と評判でした。
これまでのシリアスな展開の直後に、こうした温度差のあるほっこりシーンが挿入されることで、ふたりの関係性がより立体的に、そして愛おしく感じられる回になっていました。
滝裏の洞窟という密室で、ふたりきりになった壬氏と猫猫。
救助方法を模索する中で、洞窟の天井に空いた脱出口を発見し、そこに猫猫を上らせようという展開になります。
壬氏の肩に立ってよじ登ろうとする猫猫でしたが、突如現れた一匹のカエルによってバランスを崩し、そのまま壬氏の上へ倒れ込むという“事故”が発生。
この場面は、顔を近づけたまま動けない、見つめ合うという一歩踏み込んだシチュエーション。
壬氏は反射的に猫猫をしっかりと抱きとめ、手を腰に添えたまま離さないという行動に出ます。
「事故」とはいえ、明らかに壬氏の中で何かが抑えきれなくなっている様子が描かれていました。
猫猫に手を回す壬氏…ついに想いを伝える?
この密着シーンで壬氏の表情は真剣そのもの。
これまで曖昧にしてきた距離感を、ようやく自分から縮めようとしているようにも感じられました。
猫猫の足の位置や壬氏の手の動きが絶妙に描かれ、視聴者は一気にドキドキの渦に包まれる展開に。
しかし猫猫はというと、相変わらず事態をあまり理解しておらず、どこか呑気な反応を見せるのもまた彼女らしいところ。
そんな彼女を前にして、壬氏はついに何かを伝えようと決意したような表情を見せて今回のエピソードは幕を閉じました。
「気まずいシーンは次回」との原作コメントもあるように、来週の展開に対する期待が一気に高まった回でした。
第35話では、壬氏と猫猫のロマンスだけでなく、周囲の男性キャラたちの魅力もたっぷり描かれていました。
特に注目を集めたのは、「大型犬」こと李白の犬好きっぷり。
狩りに同行するも、任務よりも森の中で犬と戯れている姿が完全に癒し担当となっており、視聴者をほっこりさせてくれました。
毛むくじゃらのチャウチャウらしき犬をなでている姿には「イケメンが犬を愛でる=尊い」という方程式が成立。
さらに李白は口笛が下手ながらも、犬笛を常備しているところに実直な性格がにじみ出ていました。
ただの脇役にとどまらず、彼の内面の優しさが短いシーンで強く印象付けられたのは、本話の魅力のひとつです。
踏んだり蹴ったりな馬閃と高順の絆
一方で、やや不憫な立場に見えるのが馬閃。
子北州へ向かう馬車の中では、真面目に歴史解説をしていたのに、猫猫に即寝られてしまうというちょっと切ない展開に。
ただ、そんな彼の人柄や努力家な面が少しずつ視聴者にも伝わってきたことで、「好感度が上がった」との声も多く見られました。
そして忘れてはいけないのが、馬閃と高順のやり取り。
軽口をたたき合いながらも、要所ではしっかり信頼し合っている関係性が感じられ、男性陣のブロマンス的な魅力も十分に描かれていました。
壬氏だけでなく、周囲のキャラクターが個性と魅力を発揮することで、作品世界がより深く立体的に広がっています。
『薬屋のひとりごと』第35話は、これまでの静かな関係に波紋を広げる“神回”として、多くの視聴者の心に残るエピソードとなりました。
命を懸けたお姫様抱っこ、滝壺への飛び込み、そして人工呼吸という怒涛の展開。
壬氏の猫猫に対する真剣な思いがこれまで以上にストレートに描かれ、ついに物語は大きな転機を迎えました。
加えて、密室でのスキンシップ、照れる壬氏、無防備な猫猫。
この感情のグラデーションが詰め込まれた30分間は、二人の距離がぐっと縮まった証とも言えるでしょう。
同時に、今回の壬氏の表情や行動には、彼自身が“殻を破ろう”としている兆しも見られ、視聴者の期待感を一層高めました。
気になる伏線と次回への期待ポイント
もちろん、恋模様だけではありません。
子昌による狩りの誘いの裏に何があるのか?
そして、狙撃者たちの正体や、李白の犬笛を伏線とした救出劇など、今後の展開につながる“謎”や“仕掛け”が巧妙に配置されています。
最後のカエルによる“神タイミング”からの密着事故、壬氏の真剣な表情での引きも、次回への期待を最高潮に引き上げる演出でした。
果たして壬氏はついに想いを告げるのか?
原作でも話題になった“もっと気まずいシーン”とは何か?
36話の展開から目が離せません!
この記事のまとめ
- 壬氏が猫猫をお姫様抱っこで滝壺へダイブ
- 人工呼吸や密着シーンで急接近する二人
- 李白の犬好きシーンや馬閃の奮闘も見どころ
- 壬氏の真剣な想いと今後の伏線が明らかに
- ラストのカエル乱入で恋の行方に新展開