『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』見どころ＆考察

2010年に公開された『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』は、『仮面ライダーW』初の単独劇場版作品です。

本作では、風都に突如現れた謎の戦闘集団「NEVER」との壮絶な戦いが描かれます。彼らは次世代型のT2ガイアメモリを使用し、仮面ライダーWやアクセルを圧倒する強敵でした。

特に、リーダーである大道克己（仮面ライダーエターナル）の圧倒的な強さや、Wの新たな進化形態「サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム」の登場は見どころの一つです。

本記事では、映画のあらすじ、見どころ、NEVERの正体やエターナルのキャラクター性、財団Xとの関連性などを徹底考察していきます。

画像は公式サイトより引用。

『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』のあらすじ

風都タワー完成30周年を迎えた夏、突如として財団Xの輸送ヘリが何者かの襲撃を受け、26本の「T2ガイアメモリ」が風都全域に散らばる事件が発生。風都市民が次々とドーパントに変身し、街は混乱に陥ります。

この事件の裏には、世界各地で名を馳せる不死身の傭兵集団「NEVER」の存在がありました。彼らは仮面ライダーWとアクセルを圧倒し、風都タワーの占拠を企てます。

NEVERを率いるのは、かつて風都に住んでいた大道克己。彼は「仮面ライダーエターナル」としてWの前に立ちはだかります。Wはエターナルの圧倒的な戦闘力に苦戦するものの、最終決戦では「サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム」へと進化し、壮絶な戦いの末、エターナルを打ち倒します。

『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』の見どころ

1. 仮面ライダーエターナルの圧倒的な強さ

• 大道克己が変身する仮面ライダーエターナルは、26本のT2ガイアメモリを制御できる最強クラスのライダー。
• 「エターナルレクイエム」という能力を持ち、通常のガイアメモリを封じることが可能。
• Wのファングジョーカーやサイクロンジョーカーエクストリームをも凌駕する戦闘力を誇る。

2. NEVERとT2ガイアメモリの脅威

• NEVERは、財団Xによって生み出された「ネクロオーバー」と呼ばれる不死身の兵士たち。
• 通常の人間とは異なり、痛みや老化を感じないが、細胞分解酵素によって破壊される。
• T2ガイアメモリは、従来のガイアメモリと違い適合者なら誰でも使用可能。

3. 財団Xの存在と仮面ライダーシリーズへの影響

• 財団Xは、風都を実験場として利用し、新たな兵器を開発していた。
• 『仮面ライダーオーズ』や『仮面ライダーフォーゼ』など、後の作品にも関わる謎の組織として登場。
• 風都でのガイアメモリ実験を皮切りに、他のライダー世界にも影響を及ぼす。

『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』の考察

1. 大道克己＝エターナルの悲しき宿命

• 大道克己は、かつて風都に住んでいた少年だったが、交通事故で死亡。
• 母・マリアの手によって「ネクロオーバー」として蘇生されるが、感情を失ってしまう。
• 彼の「さあ、地獄を楽しみな」という決め台詞が、彼の過去とリンクしている。

2. 仮面ライダーWの成長とフィリップの物語

• 本作では、フィリップが「母性」と向き合うストーリーが展開される。
• シュラウドとの関係性や、Wとしての成長が描かれる点が特徴的。
• 翔太郎とフィリップの絆が、映画のクライマックスで大きく試される。

3. 『風都探偵』とのつながり

• 本作の出来事は、後のスピンオフ作品『風都探偵』にも影響を与えている。
• エターナルの存在や、財団Xの動向が『風都探偵』でも語られる。
• 映画を観た後に『風都探偵』を読むことで、より深い理解が得られる。

まとめ：『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』の魅力

• 仮面ライダーエターナルとの激闘が熱い！
• NEVERの正体とT2ガイアメモリの謎が明かされる。
• 財団Xがシリーズ全体に与える影響を考察できる。
• 仮面ライダーWの成長と、翔太郎＆フィリップの絆が描かれる。

『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』は、シリーズファンなら見逃せない一作です。エターナルの魅力や、風都という街の未来を考えながら、もう一度観直してみてはいかがでしょうか？