『仮面ライダーエグゼイド』は、ゲームと医療をテーマにした異色の仮面ライダー作品です。
バグスターウイルスという未知の病と戦う医師たちが仮面ライダーに変身し、患者を救いながらゲームのようなバトルを繰り広げます。
本記事では、『仮面ライダーエグゼイド』のストーリーや登場キャラクター、デザインの特徴や制作の狙いまで、詳しく解説します。
- 『仮面ライダーエグゼイド』のあらすじと主要なストーリー展開
- ゲームと医療が融合した独自の世界観と設定
- 仮面ライダーのデザインや多人数ライダー制の狙い
- 劇場版やスピンオフ作品の概要と見どころ
- キャラクターの成長や衝撃的な展開の魅力
画像は公式サイトより引用。
『仮面ライダーエグゼイド』の基本情報
『仮面ライダーエグゼイド』は、2016年から2017年にかけて放送された平成仮面ライダーシリーズ第18作です。
本作の最大の特徴は、「ゲーム」と「医療」という異色のテーマを組み合わせたことにあります。
主人公・宝生永夢をはじめとする医師たちは、バグスターウイルスというコンピューターウイルスによって発症する「ゲーム病」を治療するため、仮面ライダーに変身して戦います。
ゲーム×医療という新たなコンセプト
『仮面ライダーエグゼイド』は、従来の仮面ライダー作品とは異なり、ゲームの世界観を大胆に取り入れた点が大きな特徴です。エグゼイドの英語表記はEX-AIDですが、これは究極を意味するEXtreme(エクストリーム)と、救助を意味するAID(エイド)を掛け合わせた造語です。
劇中では、仮面ライダーが使用する「ガシャット」というゲームソフトのようなアイテムや、キャラクターのレベルアップ要素など、ゲームの要素が随所に散りばめられています。
また、敵であるバグスターウイルスが「ゲームのバグ」という設定であることから、ライダーたちの戦いがゲームの攻略に例えられているのも特徴です。
仮面ライダーのデザインとその狙い
本作の仮面ライダーは、これまでの作品とは大きく異なるデザインとなっています。
例えば、変身後の仮面ライダーエグゼイドは三頭身のレベル1から、等身大のレベル2へと変形する仕様になっています。
さらに、ゴーグルに瞳のある目や、髪の毛を模した特徴的なシルエットなど、従来の仮面ライダー像とは一線を画すデザインが採用されています。
プロデューサーの大森敬仁氏は、「仮面ライダーではないと思わせることが狙いのひとつ」と語っており、あえて斬新なビジュアルを取り入れることで、子供たちに親しみやすいキャラクターを目指したとされています。
多人数ライダー制と対戦・協力プレイの要素
『仮面ライダーエグゼイド』では、序盤から多くの仮面ライダーが登場します。
エグゼイド(宝生永夢)だけでなく、ブレイブ(鏡飛彩)、スナイプ(花家大我)、レーザー(九条貴利矢)といったライダーたちが、それぞれの目的を持ちながら戦いに関わっていきます。
これは、現代のゲームが対戦や協力プレイを前提にしていることを反映しており、単なるヒーローの戦いではなく、ライダー同士の駆け引きや協力プレイがストーリーに深く関わっています。
このように、『仮面ライダーエグゼイド』は、「ゲーム×医療」というコンセプトを軸に、デザインやストーリーの構成においても新しい試みがなされた作品となっています。
【序盤】10のゲーム編(1話 – 12話)
物語の序盤では、ゲーム病という未知の病気が発生し、それに対抗するために仮面ライダーが誕生するまでの過程が描かれます。
天才ゲーマーMこと宝生永夢が仮面ライダーエグゼイドとして覚醒し、仲間やライバルたちと出会いながら戦いに巻き込まれていく展開が見どころです。
また、檀黎斗という謎めいた人物の陰謀や、ライダー同士の対立など、さまざまな伏線が張られていきます。
バグスターウイルスの脅威とCRの設立
西暦2016年、ゲームのバグから生まれたバグスターウイルスが人々に感染し、「ゲーム病」と呼ばれる奇病が発生しました。
この脅威に対応するため、日本政府は電脳救命センター(CR)を設立。
CRでは、バグスターを撃退し、ゲーム病を治療できる「仮面ライダーの適合者」を集め、医師としての使命を果たすことを求められます。
天才ゲーマーM、仮面ライダーエグゼイドとして戦う
主人公・宝生永夢は聖都大学附属病院に勤務する研修医ですが、実は「天才ゲーマーM」というもう一つの顔を持っています。
CRのエージェントである仮野明日那(ポッピーピポパポ)に誘われ、彼が仮面ライダーエグゼイドに変身できる適合者であることが判明。
初めての戦いでは戸惑いながらも、ゲーム病を発症した患者を救うことに成功し、仮面ライダーとしての道を歩み始めます。
ライバルたちの登場と謎めいた檀黎斗の陰謀
永夢の前には、同じく仮面ライダーの適合者である鏡飛彩(仮面ライダーブレイブ)が登場。
彼は優秀な外科医でありながら、冷徹な性格で「患者の治療こそが最優先」と考えており、永夢の「心も救いたい」という信念とは真逆のスタンスを取ります。
さらに、元放射線科医の花家大我(仮面ライダースナイプ)や、監察医である九条貴利矢(仮面ライダーレーザー)など、それぞれ異なる目的を持つライダーたちが登場し、CRの戦いに関わっていきます。
その一方で、仮面ライダーシステムを開発したゲーム会社・幻夢コーポレーションのCEO檀黎斗(仮面ライダーゲンム)が暗躍を始めます。
彼の真の目的とは何なのか? 物語は次第に緊迫した展開へと進んでいきます。
九条貴利矢の消滅とエグゼイドの進化
九条貴利矢は独自に永夢の過去を調べ、ゲーム病や仮面ライダーシステムに隠された秘密を探っていました。
しかし、その真相にたどり着く直前、黎斗が変身した仮面ライダーゲンム レベルXの手によって命を奪われてしまいます。
仲間を失い、深い悲しみに包まれる永夢。しかし、彼の前に謎のバグスター「パラド」が現れ、新たなガシャットを託します。
これによって、永夢は「仮面ライダーエグゼイド レベルXX」へと進化し、さらなる戦いへと身を投じていくのです。
【中盤】永夢の秘密編(13話 – 24話)
序盤の戦いを経て、仮面ライダーたちはバグスターとの戦いを続けながら、それぞれの目的や過去と向き合っていきます。
本編の中盤では、主人公・宝生永夢がゲーム病の第一号患者であるという衝撃の事実が明かされます。
また、敵であった檀黎斗の計画が次第に明らかになり、物語はますます緊迫していきます。
仮面ライダーの戦いが国家レベルで公表される
衛生省の審議官・日向恭太郎が、バグスターウイルスと仮面ライダーの存在を公表。
これにより、これまで秘密裏に行われていた戦いは、国全体を巻き込む大事件として広く認識されるようになります。
一方、仮面ライダーの適合者である永夢たちは、強大な敵である檀黎斗(仮面ライダーゲンム)との本格的な対決に挑むことになります。
永夢のゲーム病の秘密とパラドの関係
仮面ライダーとして戦い続ける永夢ですが、彼自身が「ゲーム病の第一号患者」であることが発覚します。
彼の体内にはバグスターウイルスが潜んでおり、その影響で彼は「天才ゲーマーM」としての人格を持っていたのです。
この事実を知ったライダー仲間たちは、永夢を救うために試行錯誤しますが、同時にパラドという謎のバグスターが関与していることも明らかになります。
黎斗の裏切りとエグゼイド レベル99への進化
檀黎斗は、ゲーム病の根本的な原因を知る数少ない人物でありながら、仮面ライダークロニクルという究極のゲームを完成させようと暗躍。
彼は自らもバグスターウイルスを利用し、仮面ライダーゲンムとしてさらなる力を手に入れます。
永夢は彼の野望を阻止するため、新たなガシャット「マキシマムマイティX」を生み出し、「仮面ライダーエグゼイド レベル99」へと進化を遂げます。
これにより、黎斗を追い詰めることに成功し、彼はゲームオーバーとなって消滅します。
仮面ライダークロニクルの完成
しかし、檀黎斗が倒れたことで事態は終息するかと思いきや、新たな脅威が現れます。
幻夢コーポレーションの新社長・天ヶ崎恋が登場し、「仮面ライダークロニクル」という新たなゲームを発表。
このゲームは、「一般人がライダーに変身し、バグスターと戦う」という恐ろしいシステムを持っていました。
さらに、パラドがクロニクルに関与し始め、永夢たちの戦いは次の段階へと進んでいきます。
【終盤】仮面ライダークロニクル編(25話 – 40話)
中盤で檀黎斗が消滅したことで事態は収束するかに思われましたが、新たな脅威が現れます。
それが「仮面ライダークロニクル」というゲームの発表でした。
一般人がライダーに変身し、バグスターと戦うという恐ろしいシステムにより、人々がゲームの駒として利用される事態に発展。
永夢たちは、クロニクルを開発した天ヶ崎恋、そして仮面ライダークロノスに変身した檀正宗という強大な敵と対峙していきます。
一般人が巻き込まれるゲームバトルの始まり
「仮面ライダークロニクル」は、一般人がライドプレイヤーとして参戦し、バグスターと戦うという異常なゲームでした。
しかし、プレイヤーが負けると「ゲームオーバー」となり、現実世界から消滅してしまうという恐ろしいルールが存在していました。
衛生省はクロニクルの禁止を発表しますが、天ヶ崎恋は「ラスボスを倒せば消滅したプレイヤーは復活する」と発表し、一般人が次々と参戦してしまいます。
永夢たちは、ゲームに巻き込まれた人々を救うために奔走します。
飛彩と大我、それぞれの戦いと決断
この戦いの中で、飛彩と大我の信念が大きく揺らぎます。
飛彩は、かつてゲーム病で命を落とした恋人・百瀬小姫のデータを檀正宗から提示され、「クロニクルの運営に協力すれば小姫を復活させる」と取引を持ちかけられる。
大我は、弟子のような存在である西馬ニコのゲーム病を治すために、仮面ライダークロニクル攻略を急ぎます。
それぞれの決断が、物語の行方を大きく左右することとなります。
檀正宗=仮面ライダークロノスの登場
突如、刑務所から釈放された檀黎斗の父・檀正宗が現れます。
彼は「クロノス」と呼ばれる特別なガシャットを使用し、「仮面ライダークロノス」に変身。
クロノスは時間を止める「ポーズ」の能力を持ち、圧倒的な力で仮面ライダーたちを追い詰めます。
檀正宗は仮面ライダークロニクルの運営を掌握し、彼の意のままに進めようと画策します。
ゲムデウスの脅威と最終決戦
クロニクルのラスボスとして設定された「ゲムデウス」がついに降臨します。
ゲムデウスは強力なバグスターウイルスをまき散らし、人々を次々とゲーム病に感染させていきます。
永夢たちは、ゲムデウスの討伐に挑みますが、そこで檀正宗がゲムデウスのデータを取り込み、「ゲムデウスクロノス」として覚醒。
これにより、仮面ライダークロニクルの真のラスボスが誕生し、ライダーたちは最終決戦へと突入します。
【最終章】トゥルー・エンディング編(41話 – 45話)
物語はついにクライマックスを迎え、仮面ライダークロニクルの真のラスボスであるゲムデウスクロノスとの最終決戦が描かれます。
これまで数多くの犠牲を生んできた仮面ライダークロニクルを終わらせるため、永夢たちは最後の戦いに挑みます。
果たして、消滅した人々を救うことはできるのか? そして、ゲーム病の脅威を完全に断つことができるのか?
消滅した仲間たちを救うための最後の戦い
ゲムデウスのウイルスによって、多くの人々がゲーム病を発症し、さらに仮面ライダークロニクルのプレイヤーが次々と消滅していきます。
そんな中、ポッピーは自らを犠牲にしてゲムデウスワクチンを生成し、感染を食い止めることに成功しますが、その代償として消滅してしまいます。
さらに、永夢とパラドは共闘し、バグスターであるパラドが自らの命を懸けてゲムデウスを消滅させることを決意。
最終的に、永夢はパラドの覚悟を受け入れ、ゲムデウスを完全に倒すことに成功しますが、パラドも消滅し、エグゼイドへの変身能力を失ってしまいます。
ゲムデウスクロノスとの決着
ゲムデウスが消滅したことで、仮面ライダークロニクルは終わるかに思われましたが、檀正宗はゲムデウスの力を取り込み、「ゲムデウスクロノス」へと変貌。
すべてのゲームを支配するという野望を実現させようとする正宗に、残されたライダーたちが立ち向かいます。
しかし、ゲムデウスクロノスの圧倒的な力の前に、仮面ライダーたちは次々と追い詰められていきます。
それでも永夢は「ゲームを攻略するのはプレイヤー自身」という信念を持ち、仲間たちと協力して反撃を開始。
最後の瞬間、正宗の「ポーズ」の能力を破り、エグゼイド ムテキゲーマーの一撃によってゲムデウスクロノスは完全に消滅します。
医療の未来に希望を託すエンディング
仮面ライダークロニクルが終了し、ゲーム病の脅威は取り除かれましたが、消滅した人々を復活させる方法はまだ見つかっていません。
しかし、永夢は「医療が進歩すれば、きっと救える日が来る」と信じ、ゲーム病との戦いを続ける決意を固めます。
その後、ポッピーとパラドは奇跡的に復活し、永夢とともに新たな未来へと歩み始めることになります。
こうして、仮面ライダーエグゼイドの物語は、ゲームと医療をめぐる戦いに決着をつけながらも、希望を残す形で幕を閉じるのでした。
これで『仮面ライダーエグゼイド』のストーリーは完結となりますが、劇場版やスピンオフ作品でも物語は続いていきます。
『仮面ライダーエグゼイド』の特徴と制作の狙い
『仮面ライダーエグゼイド』は、ゲームと医療という斬新なテーマを取り入れ、シリーズに新たな風を吹き込んだ作品です。
これまでの仮面ライダー作品とは異なるデザイン・ストーリー・戦闘スタイルが採用され、多くの話題を集めました。
本章では、本作が持つ独自の特徴と、その制作意図について解説します。
SDキャラ風のレベル1と等身大のレベル2
『仮面ライダーエグゼイド』最大の特徴は、変身後のフォルムが二段階で変化する点にあります。
仮面ライダーたちは、最初に「レベル1」の三頭身キャラとして登場し、戦闘時に等身大の「レベル2」へと変身。
これは、ゲームにおけるキャラクターの進化をイメージしており、ライダーの成長を視覚的に表現する仕掛けとなっています。
レベル1はデフォルメキャラのような可愛らしいデザインですが、レベル2では従来の仮面ライダーらしいフォルムに変化し、バトルシーンが本格化するのも特徴です。
ゴーグルの瞳や髪型の斬新なデザイン
エグゼイドのデザインは、シリーズでも異色のビジュアルとなっています。
最大の特徴は、ゴーグルに瞳のある目や、髪の毛を模した派手なシルエット。
このデザインは、子供に親しみやすいビジュアルを意識しており、ゲームキャラクターらしさを演出する狙いもあります。
プロデューサーの大森敬仁氏は、「仮面ライダーらしさを捨て、全く新しいキャラクターとして子供に受け入れられることを重視した」と語っています。
ゲームの協力プレイを意識した多人数ライダー制
『仮面ライダーエグゼイド』では、序盤から複数の仮面ライダーが登場し、バトルに参加します。
この「多人数ライダー制」は、現代のゲームが協力プレイや対戦を基本にしていることを反映しています。
エグゼイド(宝生永夢)、ブレイブ(鏡飛彩)、スナイプ(花家大我)、レーザー(九条貴利矢)など、それぞれ異なるプレイスタイルを持つキャラクターが共存し、戦略性の高いバトルが展開されました。
主人公やキャラクターに込められた二面性
本作のキャラクターは、「二面性」を持つことが強調されています。
- 主人公・宝生永夢は、「心優しい研修医」と「天才ゲーマーM」という二つの顔を持つ。
- ヒロインの仮野明日那は、CRの看護師としての顔と、バグスター側のナビゲーター「ポッピーピポパポ」としての顔を持つ。
- 檀黎斗は、仮面ライダーゲンムとしての顔と、ゲーム会社CEOとしての顔を持つ。
こうした設定が、物語の展開に深みを与え、キャラクター同士の対立や成長を生み出しています。
仮面ライダーの「親子関係」というテーマ
『仮面ライダーエグゼイド』では、過去のシリーズで多く描かれた「主人公の父親が敵である」という展開は避けられました。
その代わりに、檀正宗と檀黎斗の親子対決という形で、父と息子の因縁が描かれています。
また、永夢とパラドの関係も「宿主とバグスター」という形で親子関係に似た要素を持ち、物語の核となりました。
このように、『仮面ライダーエグゼイド』は、これまでの仮面ライダーシリーズの要素を継承しつつ、新たな挑戦を盛り込んだ作品となっています。
『仮面ライダーエグゼイド』の劇場版とスピンオフ
『仮面ライダーエグゼイド』はテレビシリーズだけでなく、劇場版やVシネマ、スピンオフ作品でも物語が展開されています。
特に劇場版『トゥルー・エンディング』は、タイトル通り「もう一つの最終回」として位置づけられており、ファンにとって重要な作品となっています。
ここでは、『仮面ライダーエグゼイド』に関連する劇場版やスピンオフ作品について紹介します。
『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』
2017年8月5日に公開された本作は、テレビシリーズの放送中に公開され、「仮面ライダーエグゼイドの真のエンディング」とされています。
物語は、CRのメンバーがゲーム病を完全に克服し、人類を救うための最終決戦に挑むという内容です。
ゲーム病を根絶するための新たな治療法「VR治療システム」が開発されますが、突如、「マキシマムゲーマー」と名乗る謎のバグスターが現れ、世界がゲームのように改変されてしまいます。
永夢たちは、新たなガシャットを手に入れ、「仮面ライダーエグゼイド クリエイターゲーマー」へと進化し、最終決戦に挑みます。
Vシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』
テレビシリーズの後日譚として、3部作のVシネマ『アナザー・エンディング』が制作されました。
- **Part I:仮面ライダーブレイブ&スナイプ** – 鏡飛彩と花家大我のその後の物語。
- **Part II:仮面ライダーパラドクスwithポッピー** – パラドとポッピーの新たな戦いを描く。
- **Part III:仮面ライダーゲンムVSレーザー** – 檀黎斗と九条貴利矢の因縁に決着をつける物語。
特に「ゲンムVSレーザー」では、檀黎斗が新たな計画を進める中、九条貴利矢が決死の覚悟で戦う姿が描かれ、ファンの間でも話題となりました。
その他のスピンオフ作品
『仮面ライダーエグゼイド』は、東映特撮ファンクラブ(TTFC)やWeb配信など、多くのスピンオフ作品が制作されました。
- **仮面戦隊ゴライダー** – 平成ライダーシリーズのキャラクターが集結し、特別な戦隊ヒーローとして戦う。
- **仮面ライダーゲンムズ** – 檀黎斗が復活し、新たなゲームを仕掛けるストーリー。
- **仮面ライダースナイプ エピソードZERO** – 花家大我がCRを追われた過去を描いた物語。
これらの作品では、テレビシリーズでは描かれなかったキャラクターの過去やその後のストーリーが明かされ、ファンにとって必見の内容となっています。
このように、『仮面ライダーエグゼイド』はテレビシリーズ以外でもさまざまな作品を通じてストーリーが展開されており、ファンにとって長く楽しめるシリーズとなっています。
『仮面ライダーエグゼイド』あらすじ完全ガイド・まとめ
『仮面ライダーエグゼイド』は、ゲームと医療をテーマにした異色の仮面ライダー作品として、多くのファンに愛されました。
主人公・宝生永夢が仮面ライダーエグゼイドとして仲間たちと共に戦い、バグスターウイルスとゲーム病という未知の脅威に立ち向かう物語は、医療ドラマとしての緊迫感とゲームのような爽快なアクションが融合した新たなライダー像を確立しました。
『仮面ライダーエグゼイド』の魅力を振り返る
- ゲームの世界観を活かした独特の設定(レベルアップシステム、ガシャットなど)
- 多人数ライダーによる協力・対立のドラマ
- SDキャラ風のレベル1、等身大のレベル2という斬新なデザイン
- 衝撃的な展開とキャラクターの成長(九条貴利矢の消滅、檀黎斗の狂気、飛彩と大我的因縁など)
- テレビシリーズだけでなく、劇場版・スピンオフも充実
『仮面ライダーエグゼイド』を観るべき人は?
- 従来の仮面ライダー作品とは一味違う新しいスタイルの作品を楽しみたい人
- ゲームの世界観やレベルアップ要素が好きな人
- ヒーローの成長や仲間との絆を重視する物語が好きな人
- 予測不能なストーリー展開や衝撃的なシナリオを求める人
最後に
『仮面ライダーエグゼイド』は、平成仮面ライダーシリーズの中でも特に実験的な作品でありながら、その挑戦が大きな成功を収めました。
ゲームの世界観を取り入れた新感覚のバトル、仲間たちとの友情や葛藤、そして「命を救う」という医療ドラマとしてのテーマ。
これらが見事に融合し、唯一無二の仮面ライダー作品として、多くのファンを魅了しました。
もしまだ観ていない方がいれば、ぜひ一度視聴してみてください。エグゼイドの世界に飛び込み、「ノーコンティニューでクリアしようぜ!」
- 『仮面ライダーエグゼイド』は、ゲームと医療が融合した異色の作品
- バグスターウイルスと戦う医師たちのドラマが展開
- レベルアップ要素や多人数ライダー制が特徴的
- 主人公・永夢の秘密や宿敵・檀黎斗の陰謀が物語の鍵
- 劇場版やスピンオフ作品で物語がさらに深掘りされる
- 衝撃的な展開とキャラクターの成長が見どころ