1980年に放送された『仮面ライダースーパー1』は、宇宙開発用に改造された主人公・沖一也が、悪の組織ドグマ王国やジンドグマと戦う物語です。
本作は、従来の仮面ライダーシリーズとは異なる要素を多く取り入れ、特にカンフーアクションやファイブハンドといった独自の設定が特徴でした。
この記事では、そんな『仮面ライダースーパー1』を支えた制作スタッフについて、脚本・監督・音楽などの裏側を徹底解説します!
- 『仮面ライダースーパー1』の制作スタッフ一覧と担当領域
- 脚本・監督・音楽などの制作の裏側や特徴
- 昭和ライダーシリーズにおける本作の独自性と魅力
画像は公式サイトより引用。
『仮面ライダースーパー1』の制作スタッフ一覧
『仮面ライダースーパー1』は、1980年から1981年に放送された「仮面ライダーシリーズ」第7作です。
本作は、前作『スカイライダー』の流れを引き継ぎながらも、カンフーアクションや宇宙開発といった新要素を取り入れた意欲作でした。
ここでは、そんな『仮面ライダースーパー1』の制作に携わったスタッフ陣を紹介します。
脚本
- 江連卓(メインライター)
- 大野武雄
- 平山公夫
本作の脚本は、多くのエピソードを手掛けた江連卓を中心に執筆されました。
また、他の脚本家たちもそれぞれのエピソードを担当し、多彩な物語が展開されました。
監督
- 山田稔(メイン監督)
- 奥中惇夫
- 広田茂穂
本作の演出を手掛けたのは、特撮作品で数々の名作を生み出した山田稔をはじめとする監督陣です。
特に、アクションシーンやドラマパートのメリハリをつける演出が光る作品となりました。
音楽
『仮面ライダースーパー1』の音楽を担当したのは、日本の特撮・アニメ音楽界を代表する菊池俊輔です。
彼は、初代『仮面ライダー』から多くのシリーズの音楽を手掛け、昭和仮面ライダー作品に欠かせない存在となりました。
本作でも、戦いの緊迫感を高めるBGMや、ヒーローの活躍を盛り上げる楽曲を提供しています。
- 菊池俊輔
- 主題歌:「仮面ライダースーパー1」
歌:高杉俊价 & こおろぎ’73 - エンディング(第1話 – 第23話):「火を噴けライダー拳」
歌:高杉俊价 & こおろぎ’73 - エンディング(第24話 – 第48話):「ジュニアライダー隊の歌」
歌:水木一郎、こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会
特に主題歌「仮面ライダースーパー1」は、ヒーローの力強さとカンフーアクションを意識したテンポの良い楽曲になっています。
また、エンディング曲「火を噴けライダー拳」は、スーパー1の必殺技「火炎拳」や「冷熱ハンド」を彷彿とさせる歌詞が印象的です。
後半では作風の変化に伴い、「ジュニアライダー隊の歌」がエンディングとなり、より子ども向けの雰囲気が強まりました。
菊池俊輔氏の音楽は、昭和仮面ライダーの象徴的な要素のひとつであり、今なお多くのファンに愛されています。
プロデューサー
- 平山亨(東映)
- 阿部征司(東映)
『仮面ライダー』シリーズを支えてきた平山亨と阿部征司が、本作のプロデューサーを務めました。
彼らの手腕によって、新たな挑戦を取り入れた作品となっています。
制作
- 毎日放送(MBS)
- 東映
本作は毎日放送(MBS)と東映が共同制作しました。
長年培われた東映の特撮技術が活かされ、ハイクオリティな映像が作られました。
まとめ
『仮面ライダースーパー1』は、シリーズの伝統を受け継ぎつつ、新たな試みに挑戦した作品でした。
特に、カンフーアクションやファイブハンドといった要素が特徴的で、これらを実現するために優れたスタッフ陣が携わっていました。
- 脚本:江連卓をはじめとするライター陣が、熱いドラマを描いた。
- 監督:山田稔らの演出が、ヒーローの魅力を最大限に引き出した。
- 音楽:菊池俊輔の楽曲が、作品の世界観を強く印象づけた。
- プロデューサー:平山亨、阿部征司が、仮面ライダーシリーズの発展に尽力した。
また、特撮技術やアクション演出にも力が入れられ、視覚的にも魅力あふれる作品に仕上がっています。
『仮面ライダースーパー1』は、昭和ライダーの中でも異色作といわれることが多く、カンフーアクションやSF要素を取り入れた斬新な作品でした。これを支えたのは、名監督や脚本家、音楽家たちの力によるものです。そのため、独自の魅力を持ち、多くのファンに愛されています。
この記事を通じて、『仮面ライダースーパー1』の制作の裏側を知ることで、より作品を楽しんでいただけたら幸いです。
ぜひ、改めて『仮面ライダースーパー1』を見直し、その魅力を再発見してください!
- 『仮面ライダースーパー1』の制作スタッフを詳しく解説
- 脚本は江連卓が中心となり、SF要素を強化
- 監督陣には山田稔をはじめとする特撮の名手が参加
- 音楽は菊池俊輔が担当し、印象的な主題歌を提供
- プロデューサーは平山亨・阿部征司が務め、作品を支えた
- 特撮・アクションの演出にも工夫が施され、独自の魅力を持つ